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コラム「ひび是好日」Vol.58:今年の漢字
2025.12.22
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令和7年のコラムもあっという間に最後を迎えてしまいました。今年も多くの方からの励ましをいただきながら、それを糧に休むことなく書き続けることが出来たことをお礼申し上げます。
さて、清水寺の森清範貫主が揮毫された今年の漢字は「熊」。さもありなんと言ったところでしょうか。多くの人々の生活に影響を与えましたから。かく言う私も熊被害のニュースのおかげで、登る山も回数もかなり制限を受けることになりました。
「熊」そのものは以前から居るわけで、その熊が街中に出没するようになった理由の1つは、以前このコラムでも書きましたが、その発端となったのは、もしかしたら「北の熊」に例えられるロシアかも知れません。自分たちの住処だけでは飽き足らず、より生息地を広げようとする考えが熊の世界に拡散したのかな?
また、漢字で大熊猫と表記されるパンダが日本国内から居なくなるというのも、意味は違いますが、一種の熊被害。「パンダロス」によって心にダメージを負う人も多いのではないかと思います。「熊」は居ても被害、居なくなっても被害。それだけ日本人にとって身近な動物という事かも知れません。
そういえば、パンダの故郷のお偉い様も「くまのプーさん」と呼ばれていましたね。本人は嫌がってか、そういう表現を禁じているようですが、そのプーさんも日本の首相の発言に激高してこの国に被害をもたらしている様子。色々な熊との共存共栄、出来るに越したことは無いので、来年は一旦拙速な足を止めて、その可「能」性を見出すことが出来る年になって欲しいと念ずるばかりです。
本年もご愛読いただき、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。