先日、関東から進出してきた大手スーパーに行った時の話です。何度か足を運んだことのあるお店ですが、今までは買い物かごに入る程度しか購入したことは無く、今回備蓄用飲料水を購入したかったため初めてカートを使用。しかし全てのカートが、その前のカートとチェーンで繋がれていて持って行くことが出来ません。他のお客さんが簡単にチェーンを外して持って行くのを見ても方法が分からず、店員さんに聞くことに。そして自分のカートに100円玉を投入するとチェーンが外れて持って行けること教えてもらい、無事目的を達成出来たのですが、このシステムの優秀さには感動しました。
他のスーパーにも買い物に行きますが、使用済のカートが駐車場に放置してあったり、所定の場所に戻された場合でも乱雑に置かれていたりすることもよく目にしました。その為、それを整理する従業員を雇っているお店もあるくらいです。
しかし、このお店は使ったカートを元の位置に戻し、前のカートのチェーンを差し込まないと100円が戻ってこないシステム。たかが100円、されど100円という事で、お買い物をされた方はその辺にカートを放置することなく戻されていましたし、万が一放置した人がいたとしても、100円を目当てに他の誰かが戻してくれるため、カート整理に人件費を掛ける必要が全く無いのがこのシステムの優れたところ。
カート収集の自動化といった大がかりなシステム構築ではなく、こういった人間の欲を上手く活用したシステム。自分たちの周りにも応用できるものが有りそうですね。
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