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「ひび是好日」Vol.35:禍福は糾える縄の如し
2024.11.21
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「禍福は糾える縄の如し」・・・私の座右の銘です。本来の意味は、「悪い事」と「良い事」は、ねじり合わせた縄のように表裏一体のもので、それらが交互にやってくるという意味だそうですが、表が「悪い事」であっても、見る角度を変えれば裏側に隠れている「良い事」を見ることも出来る事から、どんな境遇に置かれたとしても常に「良い事」は存在するはずなので、その「良い事」を見つけ出して渡り歩いていけば、一生幸福で居続けられるという意味だと勝手な解釈をして座右の銘としています。
ちょっと不謹慎な話で恐縮なのですが、コロナ禍の最中に訪れた秋の京都では、インバウンドはおろか日本人観光客さえ殆ど居ない中、まるで絵葉書のような嵐山の「竹林の小径」や伏見稲荷の「鳥居」の中を散策。そして冬に訪れた志賀高原では誰も居ないゲレンデを、自由にシュプールを描いて滑る爽快感。
多分今後一生味わう事の出来ない貴重な体験をすることが出来ました。
アメリカではトランプ氏が次期大統領として再登場することが決まり、そのことに対して日本だけでは無く、多くの国が戦々恐々としているといった報道がよくされています。予想を遥かに超えるような何かが起きるのかも知れず、そういった漠然とした将来に対する不安は大概「悪い事」として捉えられてしまいます。
まっ正面から見れば「悪い事」と思われる事に隠れてしまっている「良い事」を見つけ出し、平穏では無いかも知れないけれど幸福に生きていけるということを「禍福は糾える縄の如し」は私に教えてくれています。
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Mail:ccr-jimu@t.gifu-u.ac.jp